看取り下での「嚥下訓練」 T様うなぎを食べましょう!

T様が入院して、愛ホームに戻ってきたのは約1ケ月前。

中心静脈カテーテル(PICC)での栄養補給予定でしたが、最終的に抹消点滴での看取りとなりました。

まだまだ、元気なT様のために、お部屋の壁に、目標のB紙を貼り、ご家族やスタッフが書き込んでいきました。

 

 「うなぎを食べよう」

 「ハーモニカ演奏してください」

 「ビールを一緒に飲みましょう」

 

 

 

歯科の先生や歯科衛生士さん(一般社団法人エンパシティックライフ/代表理事 宮本友未 様)に、職員が指導を受け、毎日、ぺろぺろキャンディなどでの嚥下訓練が始まりました・・・。

しかし、思ったよりも早くT様の状態が下がり、少し早めですがチャレンジしてみようと、ご家族様にも来ていただきました。ご家族様に、よく食べに行ったうなぎ屋さんでうなぎを買ってきていただき、施設でビールを用意、うなぎ味のぺろぺろキャンディを作り・・・・・・・・。

 

まず、歯科の先生と歯科衛生士さんで、入念に嚥下機能を刺激して頂きました。

キャンディやするめなど、におい、味などを確認して頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビールを鼻の近くにもっていくと、「うまそうなにおいだなぁ」とT様  ^^

 

 

 

 

 

 


ご家族に同意書をいただき、いよいよ「うなぎ」のチャレンジです!
固形の状態のうなぎをお見せし、ペースト状にしたうなぎとおかゆを実際に食べていただきました。

 

 

 

先生に、「ごっくん」の確認をしていただき、一同拍手!!!!

一連の流れと今までの努力に感動しました!! (涙;)

 

 

 


口腔ケアをしていただいた後に、さらなる目標のハーモニカにチャレンジ。
T様、プロ並みに腕を披露していただき、またみなで拍手!!!

我々施設の目標としては、本来、お看取り状態になる前に、入居者様の夢や目標をもっといっぱい叶えてさしあげたいと思っています・・・。

今回は急な状態変化で看取り状態でのチャレンジとなりましたが、歯科の先生、エンパシティックライフのみなさま、ご家族様のおかげで安全に目標のいくつかを達成することができました。

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

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